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2008年10月1日水曜日

1977年1月 青酸コーラ無差別殺人事件

一つ目
  東京都港区で男子高校生(当時16歳)が、宿舎へ戻る途中に公衆電話に置かれていた、未開封のコカ・コーラを拾って持ち帰った。翌日に飲んだところ、男子高校生は異様な味を感じ、吐き出したが倒れてしまった。男子高校生は意識不明の重体となり、病院に運ばれたが、まもなく死亡した。死因は青酸中毒死だった。
二つ目
 前述の男子高校生がコーラを拾った電話ボックスから北に行った歩道上で、作業員(当時46)が倒れているのが発見され病院に運ばれたが死亡した。死因は青酸中毒であった。また、男性が倒れていた場所の近くには、コーラのびんが発見され、中に残っていたコーラから青酸反応が検出された。
 警察が周辺を捜索したところ、品川区にある商店街の赤電話に、青酸入りのコーラが置かれているのを発見した。
三つ目
 東京の事件から約一ヶ月後、大阪府に住む会社員の男性(当時39歳)が出勤途中、酒屋の公衆電話に、中身の入ったコーラのびんが置かれているのを発見し、飲んだところ突然意識不明に陥り病院に運ばれた。男性が飲んだコーラのびんからは青酸反応が出た。男性は一命を取り留めたが、退院した翌日に自宅でガス自殺した。
 死の直前、家族などに「こんな騒ぎになって恥ずかしい」と言っていたらしいが、遺書などは見つかっておらず自殺の原因ははっきりとは判明していない。

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